ジブリ美術館にハマったポイント
リタイアまで176ヵ月。 こんにちは、いやだいやだのやだもんです。
前回に続いてジブリ美術館の魅力について書いていこうと思います。
ジブリに特別な感情を持っていなかったぼくですが、すごく惹き込まれるものがありました。
是非皆さんも一度遊びに行ってみてください。
前回の記事ではチケット購入や計画など行く前にチェックしておくべきポイントを書いています。 retire-life.hateblo.jp
今回はぼくが実際に行って感じたことをまとめていこうと思います。
ジブリ美術館への行き方
ジブリ美術館は三鷹市にあります。
三鷹駅と吉祥寺駅のどちらかの駅から行くのが一般的かと思いますが、距離的にはどちらもほとんど変わりません。
特にこだわりが無ければ三鷹駅から行くことをお勧めします。
ジブリ美術館への詳細な行き方は公式サイトをご確認ください。 www.ghibli-museum.jp
歩いていてもジブリを感じられる
今回ぼくは妻と二人で歩いて行ってみることにしました。
いくらジブリに興味のないぼくでも遊びに行くとなるとやっぱりわくわくします(笑)
三鷹駅の南口(改札を出て左)に出たら、1階に下ります。
バスのロータリーがあるので左の方へ歩いていきます。(南口を背中に左の方)
そこからは玉川上水沿いという道があるのでまっすぐ進んでいけば迷うこともありません。
ジブリ美術館へ歩いているうちからワクワクさせてくれるのが、道にジブリ美術館への道しるべがあることです。
他にも歩道に人と動物の足跡がかかれたブロックがあったりと、ジブリの世界へ少しずつ引き込まれていきます。
道もしっかり歩道が整備されていてとても歩きやすい散歩道です。
専用バスもある
今回は乗りませんでしたが、かわいらしいバスも存在します。
有料ですー。
片道 | 往復 | |
---|---|---|
大人 | 210円 | 320円 |
子ども | 110円 | 160円 |
乗り場は三鷹駅南口を出て左の方に歩いたバスロータリーにあります。 乗り場は「9」ですね。
黄色いバスでわかりやすいです。(写真は駅ロータリーではなく美術館前で撮ったものです)
入場
ジブリ美術館の入り口です。
知らなかったんですけど場所的には井之頭公園の一部のような感じになってるんですねー。
(偽物の)受付があり、トトロが待ち構えています。
入場券の予定時刻16時より40分ほど早く到着したのですが、同じような人たちが時間をつぶすのにうろうろしたり写真を撮っていました。
入場までまだ少しあるなぁ、寒いなぁと思っていたのですが、まだ30分以上予定時刻まであるうちにスタッフの人に整列を促され、予定よりも早く入場させてもらえました!
早く来てよかった~
そういえば並んでいるときにスタッフの人にチケットを確認されました。
人気のチケットということで転売とかを防ぐために本人確認をしているのでしょうか。
ぼくは免許証の入っている自分の財布持ってきていなくてどうしよう...と思ったら自分名義のクレジットカードが家用財布に入っていたのでセーフでした。
いよいよ建物の中に入って、受付でパンフレットをもらって入場です。
外は撮影OKでしたが、ここから先は写真撮影NGです。
建物の中は学校の校舎のよう
いよいよ探検開始です!
建物の中はとてもきれいですが、木造で小学校の時の校舎を思い出すようなノスタルジーなそんな雰囲気。 (通ってた小学校は全然木造じゃなかったけど)
螺旋階段や少し背の低い通り道があったり、建物内を歩いているだけでわくわくで楽しいです。
ジブリ好きの妻はテンションが上がりきってしまっています...
地下には小さな映画館
地下...というほどでもないですが1階から少し階段を下りたところに「土星座」という小さな映画館があります。
なんとオリジナルの短編アニメーションを見ることができます。 上映作品は3つぐらいあって、時間によってローテーションしているみたいです。
そういえば入場の時に記念のような感じでもらった映画フィルムの入場券があったのですが映画を見るときにハンコを押されます。
映画は1回の入場につき1度だけ見れるというシステムのようです!
見たい短編アニメーションがあれば狙った時間に行きましょう。
短編アニメ自体は...だいぶ子供向けですし面白いものではありません(笑)
でもなんでしょうね、ジブリ美術館に来ていて気持ちが舞い上がっているとどんなものでも楽しく感じてしまってわくわくしながら見てしまいました。
映画の制作工程や現場が学べる!
おそらくジブリ美術館のメインとなる部分なのですが、アニメを作成する現場が再現されていたり、実際に書いたアニメ原稿が展示されていて好きなだけ見ることができます。
実はぼくはこれにすごく感動してしまいました。
ジブリに特に思い入れもなく映画を見てきたぼくですが、アニメ制作ってこんなにすごいの!!!!???ってびっくりして感動しちゃいました。
はっきり言ってこだわりがすごすぎです。プロフェッショナルの仕事場を見たというような感じ。
アニメーション制作工程の絵コンテや色塗りなどについていろいろと知らないことも多くて、さらっと見ただけでは他人に説明なんて無理です...知りたい人はググってください...
絵がすごくうまい!(笑)
何を当たり前のことを言ってるんだと思われちゃいますが...
絵がもんのすんごくうまいんですね。
部屋には壁びっしりに製作途中の絵が貼られています。
まだキャラクターのイメージが出来上がってないもの、色の塗られていないもの、芸術レベルに仕上げられたもの...色々です。
で、アニメーションという仕事にかかわる人たちですから、絵がうまいのは当然なんですよねきっと。
でも絵心の無いぼくからしたら衝撃的でした。
もうね、すごいものになるとどうやって書いているのかわからないぐらい!
書いてあるものが現実にはあり得ないものだったりするので写真じゃないことはわかるんですが、質感が完全に写真みたいなんです。光や影やらそういうものがリアルだからなのでしょうか...
絵画というものに全く興味のないぼくが1枚の絵に10分でも20分でもずっと見てられます。
本当に衝撃を受けました。
絵がうまくなりたいと思いました。いやもう...感想がしょぼすぎて申し訳ないんですが本当に絵がうまくなりたいと思いました。
ぼくは普通のWeb系で仕事をしているサラリーマンです。
仕事をしていれば、すべての仕事に100%の力を出すなんて無理です。
どのお客様からもそこそこ満足してもらえるように、上司からもそこそこ評価をもらえるように、予算の中でそこそこの成果物を、コストが高くなりすぎないように。
そうやって「ちょうどいい」落としどころを見つけて仕事をしてるんですね。(ほとんどの人、そうじゃないでしょうか)
でもジブリの絵は違ったんです。
全部に全力だったんです。
だってアニメーションの映画って1秒間に何枚もの絵が切り替わるんですよね? 力作の1枚が1秒も映らないんですよね?
なのにこのクオリティ!!
本当に感動しちゃいました。
また行きたい。
色の数がすごい!
1枚1枚の絵に対してすごく細かく色の指定が割り振りされています!
キャラクターが違えば肌の色が違うし、光が当たっているところと影になっているところではまた色が違う...
途方もない種類の色が使われているのです!
そしてね、それらが事細かに指定されているんですね。この部分は○色、こっちは○色、、、1枚の絵の中で膨大な色の数が使われているんです。
セル画の最後の作品となったもののけ姫では全部で580色も使われるらしいです。
ぼくが持ってた色鉛筆セットは12色ぐらいでしたよ。もうわけが分からない。
枚数がとんでもない!
あまり詳しくないので細かい説明はできませんが、ジブリで映画を作るときにはセル画という手法?で映画を作っていたみたいです。
これももののけ姫の作品まででそれ以降はデジタルになったようなのですが。
セル画というのは、1秒間に20枚以上の画像をパラパラ漫画風に流していくようなものと思ってます。
パラパラ漫画ならぼくもむかーしいたずら書きしてました。
当然ジブリの場合は次元が違います。
セル画の最後の作品となったもののけ姫では14万枚以上の枚数の絵が使われているらしいです。
14万!
もう全然想像力が追い付かない。 14万枚!580色も使って!超うまい絵で!
途方もない人数や時間が必要ですよね絶対。
そんな風に考えながら見ていたら2時間なんてアッという間です。足りません。
お土産、カフェ
ちょっと製作の展示物に見入ってしまって閉館が近づいてしまいました...
本屋さんやお土産屋さんがあるのでさささっと回りました。
お土産屋さんは特別変わったものが売っている感じではないですが、なんだかんだ買ってしまいますw
インターネットでも買えるみたいですね。
ジブリの絵が描かれたお皿がすごーくきれいで今度買おうと思いました。
カフェも行きたかったんですが、もともと人気で混んでいるのと、時間があまりにもなさすぎるので今回は断念です...
あ、あと屋上にはラピュタのロボット兵がいました。
ここは屋外なので写真をパシャリ。
日も暮れて閉館ぎりぎりまで満喫したので、妻とまた来ようといってジブリ美術館を後にしました。
大満足の一日。
まとめ
思っていた以上に楽しめる場所でした。そして時間が足りませんでした...
改めて、アニメーション映画ってこんなに手間暇かけて作ってたんだなぁと。
こんなにすごいものをたったの1~2時間の映像で見終わってしまう。
今度からは瞬きしないで見ようと思います!!
長くなってしまったけど今日はこの辺で。