FXは怖い?

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リタイアまで175ヵ月。
こんにちは、いやだいやだのやだもんです。

ネットでFXについて調べてると、怖いっていうキーワードをよく見かけます。
周りの一部の友人にもぼくがFXをやってるよと話したことがあるんですが、たいていは「怖い」という感じの反応がでます。
うちの親にはFXをやってるとは言ってないけど投資をしてることがばれてます。(確定申告かなんかのお知らせが実家に届くから?)
FXじゃなくて投資ってだけでもネガティブな反応。

ふうむ。

ぼくはというと、FXのことをどう思っているかというと... やっぱり「怖い」ですかね。

でもこれはガクガクブルブルどうしようもない怖い怖いFXで財産がなくなったらどうしよう死ぬしかない破滅だ
って感じの「怖い」ではないかなと思ってます。

文章にすることで改めて考えてみようかなと思います。

もっと怖いものがある

ぼくはFXに限らず、投資をしないことの方が怖いなぁと思ってます。
投資をしてる人、マネーリテラシーがある人は気づいていることだと思います。

将来のインフレ

日本銀行は目標として、年間のインフレ率2%を目標に掲げています。
インフレ率は上がりすぎてもよくないですし、インフレ率が2%に達すると景気や経済が上向きかというと簡単にそうとも言い切れないらしいのですがとにかくそういう目標らしいです。

インフレ(インフレーション)
物価が上昇し続ける現象で、経済状態が好況時に発生する。具体的には、モノがよく売れるため、事業業績が上昇し、従業員の給与も上がるなど好循環をもたらす。半面、給与の上昇が物価の上昇に追いつかないなどマイナス作用ももたらす。特に、実質所得が低下するため、経済的弱者(年金生活者)の生活は非常に厳しくなる。
引用:コトバンク

インフレ率
前年と比べた場合の、1年間での物価の上昇率のこと、1年間でどのくらいインフレになったかを表す指数。
引用:Weblio

ぼくたちの生活に直接影響があることとして、物の値段が高くなるということです。
必ずしもインフレの影響だけではなくて、商品の原価や人件費の高騰にも左右されると思いますが昔より物の値段て高くなったように思いませんか?

  • 自販機の缶ジュースの金額、小学生の頃は80円だったような
  • ラーメンも昔は1000円超えるのなんてあったっけ
  • 普段ハガキなんか書かないけど、年賀状の時になると値上がりしたことに気づく
  • タバコの値段も500円を超えてきました
  • いろんなお菓子、値段はそのままでもサイズが小さくなってたり数が少なくなってるような少なくなってるような
  • 2019年4月からはコカ・コーラの清涼飲料水が27年ぶりに値上げされるそうです(大容量サイズ)

ということはですよ。
今200円持ってて缶ジュースを買えたかもしれないものが、30年後には買えなくなってしまうかもしれないんですね。
それはつまり、今あるお金で買えたものが買えなくなる、持ってるお金が目減りするということです。

実際には日本のインフレターゲット2%には達してないみたいです。


source: tradingeconomics.com

2014年には年平均で2.76%でしたが、それ以外では年平均は2%以下。
2016年なんて-0.11%とマイナスにまでなってます。

企業努力によって物の値段が下がったりもするので、必ずしも価格上昇(貯金の目減り)ばかりを気にすることもないかもしれないですね。
所得も上がるはずですし(ほんと?)

それでもやっぱり念頭にあるのは目標の2%
毎年毎年、ぴったり2%ずつ上昇していったら...
100万円のものは20年後に148万5940円にまでなります。
30年後には181万1361円です。

ちょっと信じられないですよね。というか想像ができない。
これでも日本の今のインフレ率は世界的にみるとだいぶ低水準のようです。
といっても先進国では低いのが当たり前で過ごし差があるわけじゃないですが。

一方でちょうど今日ニュースになってましたけどベネズエラのインフレ率は170万%らしいですね(笑) 笑ってしまっては申し訳ないか。でも
1,700,000%
ひえー...
発展途上国では5%以上も普通にあるみたいです。

ということで、何が言いたかったかというと
「お金は持っているだけだと目減りする」
ということです。 投資やってる人なら当たり前のことなんですけど、そうじゃないと知らない人もいるかもですね。
ぼくも昔は考えたこともなかったです。

ちゃんと管理できてれば怖くない

FXが怖いっていうのはきっと得体のしれない「レバレッジ」という存在じゃないかなと思います。
(あと単純に怖いという印象が独り歩きしてるのも大いに感じる)

レバレッジ
レバレッジ(Leverage)は「テコの原理」を意味する言葉ですが、経済においては借入金や社債などを利用して投資をすることで利益率を高める方法をいいます。テコを使えば小さな力でも重いものが持ち上げられるように、レバレッジを利用すれば「自己資本は少なくても大きな資本を動かすことができる」ということです。
その代表的なものとして、FX(外国為替証拠金取引)や株式投資信用取引オプション取引などがあります。FXの場合、10倍のレバレッジで取引を行えば10万円の証拠金(FX業者に預ける資金)で100万円分の投資をすることが可能ということです。
引用:エン転職

自分が持っている以上のお金を運用することになるんですね。
確かにこれは怖いと思う十分な理由だと思います。 もし損を出したら自分が持っているお金以上にマイナスになって、借金してでも返さないといけない状況になるかもしれないとか...

実際には持っているお金以上にマイナスにはならない

持っているお金以上にマイナスにならないというと語弊がありますね。ごめんなさい。
実際には1瞬とか1分とかの短い間にすごい大きな為替変動が起こった時にはそういったことが起こります。
過去にもスイスフランショックとかでそういう体験をした人がいたはず。

でも基本的にはならないです。

なぜかというと、取引している口座にもよるんですが、一般的には自分の持っているお金が100%未満や50%未満になった時に強制的に退場させられるルールがあるからです。

100%未満になってしまって強制退場させられる例としては

  1. 取引口座に100万円あずけているとします。
  2. そのうち50万円分を投資としてドルを買ったとします。
  3. このとき、自分の持っているお金は投資金額の200%です。
  4. 悲しいことに投資しているドルの相場が変わってきて、25万円分目減りしているとします。
  5. このとき、預けていた100万円は目減りして75万円。投資金額の150%になりました。
  6. さらにドルの相場が下がり、25万円(合計で50万円)目減りしてしまいます。
  7. このとき、預けていた100万円は目減りして50万円。投資金額の100%になってしまいました。
  8. ここで強制的に退場させられます。
  9. 手元には50万円しか残りませんでした。

簡単に書いてみたつもりですがどうでしょうか?
わかりにくかったかもしれませんが、自分の資金が半分になったら強制退場するということではありません。
もし②で75万円分の投資をしていたら④の時点で強制退場です。退場するタイミングは早いですが、手元には75万円残ります。

ここで言いたかったのは、手元のお金が0円になることやマイナスになることはないということ。
先にも書いた通り、瞬間的な為替変動で一気に100万円以上の目減りが起こった場合にはマイナスになってしまう点についは要注意。

この辺を勘違いして、借金を背負うことになると思っている人はある程度いるんじゃないかなと。

レバレッジというもので自分が持っている以上のお金を取引に使うような感じなので、資金管理に注意しておく必要があります。
こういった点で行くと、株は100万円持ってて100万円分の株を買ったら増えてくか減ってくかだけだと思ので簡単なのかもしれないですね。

ただ、資金管理については取引ツールにリアルタイムで「証拠金維持率」という言葉で何パーセントかいつでも知ることができますし、一定のパーセントを割り込むとメールでアラートが届いたりします。
あとそもそも100%とか50%とかを気にするような危険な割合で投資をしないこと。
それを守れない人たちが強制退場してしまうのですね。

細かいルールというかFXがどんなものかを書くつもりはなくて
十分に投資講座にお金を預けとけば大丈夫、というのと
持っているお金以上にマイナスにはならない、ということだけわかってもらえればと思います。

まとめ

ということでFXが怖いかどうかというと、冒頭では「怖い」と書いたんだけど もっと怖いものがある 気を付けてれば怖いことない ということですね。

投資なんで元本割れするリスクは当然あるわけで、それ自体を怖いと思うことは全くありません。FXに限らず何の投資をしても同じですよね。
逆に元本割れを怖いと思っている人はヤバイと思う。このマインドを持ってる人を変えるのはとても大変。

きりが悪いですが今日はこの辺で。