複数通貨のロスカットラインの計算
FX投資を行っている方で、取引通貨が1種類という人はあまりいないのではないでしょうか。
そもそも値動きの方向性の違う複数通貨で取引したほうがリスク分散にもなるということで一般的には推奨されてますしね。
ぼくの場合は
- USD/JPY
- ZAR/JPY
- AUD/JPY
という3つの通貨で取引をしたことがあります。
ロスカットラインの把握
複数通貨で取引しているかどうかにかかわらず、みんなロスカットにだけはなるものかと思いながら日々ギリギリの生活をしていると思います。
とくにぼくの場合は損切りをしない塩漬け投資なので、評価額のマイナスが大きくなっていくときは気になっちゃいますね。
ぼくが取引をしているDMM FXでは証拠金維持率が50%を切った時点で強制ロスカットです。
新規ポジションを保有しても証拠金維持率は下がるし、相場が自分の思惑と逆に動いても証拠金維持率は下がる...
じゃあ一体この口座は今の為替レートがいくらになったらロスカットされるのだろうかと。
当然気になりますし、絶対知っておかなきゃいけないですよね。
各FX業者のサイトにだいたいシミュレーションツールが用意されています。
シミュレーションの使い方もアホでもわかるように説明されているので見てみてくださいね。
適当な数字を入れてやってみましたがこんな感じです。
わかりやすいですね!
というかちょっとびっくりナゾなのが、維持率100%の時に92.336(-16.306)なのに、維持率50%まではそこからたったの約2円の下落(-18.190)で到達しちゃうんです!
そういうものなのかもしれないけど、100%から50%のスピードがすごすぎて「100%だからまだ半分平気!」とか思ってたら一瞬で地獄っす。
複数通貨の場合
USD/JPYだけのように、1つだけの通貨であればロスカットラインの計算はカンタンです。
でも普通は複数通貨でFXをしてますよね??
シミュレーションのサイトではどう見ても通貨ペアを選ぶところが1つしかないです。
どうにかしてUSD/JPYとZAR/JPYの両方のポジションを持ってる時のロスカットラインを知りたいのです。
ぼくはFXを始めた当初からすごーくきになっていろいろ調べているのですが、結論から言ってしまうと複数通貨のロスカットラインの計算はできないです!
数学が得意じゃないものでアレなのですが、こんなに発達した世の中でホントに!!?って感じです。
残念ながらやっぱり本当らしいのですよね。
1つの財布(口座)にあるお金を、価格変動する2つ以上の商品(通貨)に使うということになると、ロスカットラインの算出はできないんですね。本当に残念です。
逆に、1つの財布(口座)で1つの商品(通貨)だったらまったくもって問題ないわけで、
通貨ごとに取引業者を変えて口座を持っておけば大丈夫ってことですね!
(そんな人いないと思うけど...)
まとめ
ということで複数通貨の取引はロスカットラインがわからないため、余計に慎重になる必要がありますね!
といってもぼくの場合そこまでロスカットラインを気にしてもいません。
結局のところ証拠金維持率を見てればオッケーなんですよね。
慣れないうちは
1lot購入したら証拠金維持率が何パーセント下がったか、
為替レートが1円動いたら証拠金維持率が何パーセント下がったか、
感覚をつかむために見ておくのもよいかもしれませんね。
今日はこの辺で。